格闘技の一種で、松濤協会と国際松濤委員会によって運営されている。1985年、シュートレスリングから派生した特殊な格闘技として結成された。このため、この競技の選手たちは、シュートレスリングの選手たちと同様に、シューターと呼ばれる。また、総合格闘技の大会とルールが似ていることから、総合格闘技の大会とみなされることもある。
シュートという言葉は、英語の “shoot “から派生したアテ字である修斗（shū-toと発音）の英語音訳である。また、修斗は「戦闘を学ぶ」と訳すことができる。
テクニックと戦略
シュートボクシングの試合はノックアウトまたはサブミッションで相手を倒すことが目的だが、レフェリーストップやジャッジの判定で試合が終了することもある。合法的な技には、一般的なグラップリング、チョークホールド、ジョイントロック、キック、膝蹴り、パンチ、テイクダウン、投げなどがある。非合法な技としては、噛みつき、肘打ち、目潰し、前腕の攻撃、髪を引っ張る、頭突き、倒れた相手の頭を蹴ったり膝蹴りする、小関節の操作、股間や喉への打撃、2008年9月1日より後頭部への打撃がある。
ファイタークラス
選手は4つの階級に分類される。
Dクラス：アマチュア（2分2ラウンド制、ヘッドギア着用、特別ポイント制）
クラス-C アマチュア（2×3分、ヘッドギア、特別ポイント制）
Bクラス: プロ(2x5min)
Aクラス: プロ (3×5分)
D級、C級からスタートし、全国のジムの協力のもと修斗が主催するアマチュア大会に出場する。D級は顔面へのヒザ蹴り、グラウンドでの打撃を禁止している。C級はグラウンドでの打撃は禁止だが、頭部へのヒザ蹴りは認められている。地方大会があり、年に一度、全日本アマチュア選手権大会が開催される。B級は5分×2本でA級と同じルールで行われ、プロライセンスが取得できる。新人プロ選手には、毎年各階級で新人戦が開催される。
B級で十分な勝利と経験を積んだ選手は、A級ライセンスを取得し、エリートプロ選手の仲間入りをすることができる。
歴史
1985年、シュートレスリングで鍛えた日本のプロレスラー、佐山サトル（通称「タイガーマスク」）が、現実的で効果的な戦闘システムを中心としたスポーツを作ろうと団体として設立した[1][2]。 当時の他のプロレス団体（新日本プロレス、ユニバーサルレスリング連盟（日本））に比べ、松濤は決まった結果がないことを目的としている。1986年にアマチュア第1回大会、1989年にプロ第1回大会が開催された[1][2]。
1994年夏にはヴァーレ・トゥード日本大会を開催した。この大会まで、シュートではグラウンド状態での顔面へのパンチを特徴としていなかったが、海外からの参加者がパンチを効果的に使っているのを見て、佐山はシュートにこれらの打撃技を取り入れることにした。1996年、ワールド松濤、松濤協会、国際松濤委員会が設立された。1996年、世界松濤協会、松濤協会、国際松濤委員会が設立され、松濤は一つの団体としてではなく、一つの格闘技として運営されるようになった。2009年5月、ヴァーレ・トゥード・ジャパンが2009年10月30日に10年ぶりに復活することが発表された。
アメリカやカナダにシュートボクシングの大会を誘致するための努力が続けられており、リッチ・サントロが中心となっている。彼は2001年に正式にインターナショナル・シュート・コミッション – SHOOTO Americas部門（シュート協会の北米支部）のディレクターに任命された。